出演者紹介2

 

小さな稽古場からあふれ出す低く麗しい声は刻々と夜を浸してゆきます。その声の主、板倉さんは今日も黙々と台本を繰り板の上では獣の様にしがみつく時間を振り落とすかの如く疾走してゆきます。もしかしたらどこにも行きつく事など出来ないのかもしれない。だからこそ行きつける場所がある。少なくともこの板の上では。少なくとも彼を目撃することが出来た人には。23日から阿佐ヶ谷でお待ちしています。