門真国際映画祭2019舞台映像部門優秀作品賞受賞

『ハミング・イン・ウォーター』

傑作選企画第I弾として再演された、劇団のターニングポイント的な公演でした。

作者山下が実父から語り聞いた人生の一部分と、俳優の体から生まれる関係性や物語性から作品を作り上げた思い出深い作品です。

初演との1番の違いは舞台美術に象徴的な押入れを作った事でした。

押入れは時に寄り添いあう家の一部であり、秘密をしまう場所であり、家族の歴史そのものでもありました。

「取り戻せない時間に立ち向かう」のではなく「それを受け入れて生きていくこと、その先の風景」みたいなものを描けたらと思いながら作りました。

 


ーあんなに元気だった母が死んでしまった。
葬式の準備のために久しぶりに集まった私と弟妹。

母のために買ったレンジを妹が壊してしまったんじゃないかと揉めていたら、弟が私たちを捨てた 父を葬式に呼ばないか と言い出した。

弟の意思は固く、妹は烈火のごとく反対している。

父はどこで何をしているのか。弟はどうしてそんな事を言い出すのか。私は何も言えないでいる。ー


あらすじ

生真面目で旦那とセックスレスの姉、

恋人ができてもすぐに別れてしまう妹。

弟には恋人がおり、彼女は妊娠している。
家族の形を探し、傷つきながら支えあってきた姉弟妹が、自分たちを捨てた父や、人生、そしてこれからの家族と向き合おうとする物語。

  

新宿眼科画廊 スペース地下

2018年6月23日(土)~26日(火)

 

出演

阿波屋鮎美
辻響平(かわいいコンビニ店員飯田さん)
東澤有香(キコ/qui-co.)
藤田りんご(Pityman)

 

スタッフ

脚本・演出  山下由(Pityman)

照明             千田実(CHIDA OFFICE)

音響プラン   杉山碧(La Sens)

美術アドバイザー 濱崎賢二(六尺堂)

演出助手    望月光

映像撮影      植田雄太

写真撮影    大口葉

宣伝美術    鈴木愛美

制作協力    大森晴香(十色庵)

制作助手  長野功/大和田あずさ/タナカサワキ


協力:
かわいいコンビニ店員飯田さん/キコ/qui-co./黒色綺譚カナリア派/コマイぬ/【ハッカ】/Ahwooo/壷井なぎさ/十色庵/CHIDA OFFICE/La Sens/六尺堂/新宿眼科画廊 

主催・企画・製作 Pityman